桔梗咲き深き緑がなりし朝笑顔をかわし体操始まる あきオジ
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山上憶良の和歌です。
「しみじみ」があっていいですね。
久しぶりに取りあげます。
日本挽歌一首
大君(おほきみ)の 遠(とほ)の朝廷(みかど)と しらぬひ 筑紫(つくし)の国に 泣く子なす 慕ひ来まして 息だにも いまだ休めず 年月(としつき)も いまだあらねば 心ゆも 思はぬ間(あひだ)に うち靡(なび)き 臥(こ)やしぬれ 言はむすべ せむすべ知らに 石木(いはき)をも 問ひ放(さ)け知らず 家ならば 形はあらむを 恨めしき 妹(いも)の命(みこと)の 我(あれ)をばも いかにせよとか 鳰鳥(にほどり)の 二人並び居(ゐ) 語らひし 心背(そむ)きて 家離(ざか)りいます (5-794)
反歌(五首)
家に行きていかにか我(あ)がせむ枕付く妻屋さぶしく思ほゆべしも
愛(は)しきよしかくのみからに慕ひ来(こ)し妹が心のすべもすべ無さ
悔しかもかく知らませばあをによし国内(くぬち)ことごと見せましものを
妹が見し楝(あふち)の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干(ひ)なくに
大野山霧立ちわたる我が嘆く息嘯(おきそ)の風に霧立ちわたる
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万葉の時代の情愛の深さや表現を知ることができて、いいですね。
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暇なのに遊びに忙しいですね。
そんなときもあってもいい。
一年通して、年寄りをしているのも大変です。
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