昭和記念公園です。
暖かくなり家に籠っていた人も一気に外に出始めましたね。
人の顔を観ることは楽しいことです。
とくに笑い顔があると嬉しいですね。
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死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる 斎藤茂吉
(ときどき、思いだします。気まじめで堂々として現実を受け止めている。そんな印象があり、感動します。火なり回さないところが素敵です。)
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いにしへを思へば夢かうつつかも夜はしぐれの雨をききつつ 良寛
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はかなしや命も人の言の葉頼まれぬ世を頼むわかれは 吉田兼好
(年になると、このような歌に共感したり興味を感じたりするものです。それでいいのかもしれません。どんあことでも楽しまなくちゃ勿体ない。ちょっとはしたない言い方ですが、自分にふさわしいですね。)
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このごろは時の流れは渦をまく桜も雲もめぐりきたりて あきオジ
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電車にのると読書する人がいます。
中年以降の年齢の人は「鬼平犯科帳」を読む人に出会います。
通勤時間内に読み切れる長さだからでしょうか。
爽快感もありますね。
私は一時小説の「鬼平」に凝りましたが
その後は、ちょっとお休み中です。
最近はテレビドラマに変わりました。
「鬼平」ではなく「剣客商売」が中心ですが、小説は小説、テレビはテレビで楽しんでいます。
「剣客商売」は、最後はめでたしめでたしですし、主人公は勝負に負けませんし、ちょっと洒落た台詞が出て来て、それが楽しいですし、ちらっと出てくる江戸時代の食文化も楽しいですね。
チャンバラシーンのロケ地がいいですね。
その辺りが全てセットの「御宿かわせみ」と違っていますね。
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柳家喬太郎の「竹の水仙」と「紙入れ」を聞きました。
いつもいうのですが、繰り返し見ても笑ってしまうのが落語の面白さですね。
左甚五郎ネタと間男ばなしです。
古典的落語の代表的なものなのでしょうか。
よく練られた展開を「なるほどね」と素直に楽しんでします。
現代風のアレンジもあるし、おかしさもある喬太郎は権太楼の次の世代の代表ですね。
明るさと軽さがいいですね。
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