聡明な人もそうでない人もそれぞれの秋の感じ方があり表現にしかたがあるのでしょうね。
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早足でコンコースを抜けて行く携帯謝罪の営業の人
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口紅がはみ出したまま責め立てる回り気にせぬ元気おばさん あきオジ
結婚を祝福されたときもあるあれもこれも夫婦の暮らし あきオジ
じっとしてぼんやりしているやりかたも気障なやりかた深みもなくて あきオジ
山頭火カバンにつめるそれだけはなんとかなっているそんな気がして あきオジ
コスモスの咲きぐあいが気になって今日も出かける記念公園 あきオジ
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蟷螂が飛び出す繁みに踏み込んで追いまわす子の顔の切り傷 あきオジ
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