神代植物公園の櫻です。
「神代曙」という眼鼻立ちがすっきりした姿や花弁が素敵ですね。
カメラマンがいっぱいです。
年寄りが多いですが、それも素敵ですね。
自分を見付けているような生き生きした表情をしています。
冬場は何をしていたのでしょうかね。
その落差を楽しみにしているのかもしれません。
それにしても最高級機のカメラをみなさんお持ちです。
でも、これまで慎ましくやってきたのです。
それくらいの贅沢はいいでしょう。
それでなくちゃ
写真の出来栄え
そんなことはどうでもいいのです。
その場所に居合わせたのが楽しいのです。
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桜を見ていると
もう少し生きてみようかと思ってしまいます。
そんな気分にさせてくれます。
わずか一週間で消えてしまう桜なのですね、
そんな櫻に思いを重ねる。
不思議ですね。
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満洲へ開拓団として向かった人たちは
もう、高齢者になってしまいました。
実際の戦争体験をした人も80代です。
わずかな間に何もかも変わってしまいました。
大政翼賛会のおばさんたちは何を感じながら暮らしているのでしょうか。
もう中国の人民服をテレビでも見かけることはありません。
紅衛兵だった人たち今何を考えて暮らしているのでしょうかね。
長いようで短い人生でしたが、振り返ってみれば
何かが違ったままで時代は過ぎてゆく
そんな気がしますね。
弾圧をされた人たちもつらい体験でしたが
弾圧したり、強要した人も苦い思いを抱きながら
ひっそりと暮らしているのですね。
きっと、今の時代の人ならば
会社のために滅私奉公し
あれこれ危険なことをしてきたこと
公害等の問題を引き起こした会社の従業員だった人も
同じような思いで老後を暮らすのでしょうね。
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それぞれがそれぞれの人生の物語を自分なりに修正しながら
「それでよかった」と言いたいのでしょうね。
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