朝日のように爽やかに |
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皇居には一種独特の雰囲気がありますね。 拒絶を感じることもあれば孤立を感じることもあります。 そして、ここで育たないでよかった 意味不明な感慨もあります。 明日があるそれでいいのだ自分の人生そこそこでいい あきオジ ・・・・・・・ さわされど生くる存念のいちぶんを朝から酔いて呼びかけている 方代 箱船の蓋を外から封をさせて大洪水の待つ気持なり 方代 (この歌人冗談に近い精神と詩人として豊かさが出たり入ったりしているような気がします。いいですね。この日常性がたまらなくいい。ステテコが干してある四畳半が見えるような気がします。) 跡もなき雲にあらそふこころこそなかなか月のさはりとはなれ 一遍 (妄想を払おうとするからまと妄想が生まれる。とんな内容だと思うのですが、このような難解な内容を平明な言葉に置き換える発想が素晴らしい。一遍さんも普通じゃない人ですね。詩心をもった宗教家なのですね。) ・・・・・・・ あるサイトに一遍の和歌を年代順にならべたものがありましたので拝借します。 一遍をちょっとだけたどったことがあります。 物凄い脚力だったことが分かりました。 この和歌 とても参考になりました。 38歳 すてやらで こころと世をば歎(なげ)きけり 野にも山にもすまれける身を 41歳 はねばはね 踊(おど)らばをどれ春駒(はるこま)の のりの道をばしる人ぞしる (江州守山閻魔堂) ともはねよ かくてもをどれ心ごま 弥陀の御法(みのり)と聞(きく)ぞうれしき(江州守山) こころより こころをえんと心得(こころえ)て 心にまよふこころ成(なり)けり (ある僧にお返し) 法(のり)の道 かちよりゆくはくるしきに ちかひの舟にのれやもろ人 いはじたヾ こと葉の道をすくすくと ひとのこころの行(ゆく)こともなし(播州弘峰の八幡宮) 42歳 ゆく人を 弥陀のちかひにもらさじと 名をこそとむれ しら川のせき はかなしや しばしかばねの朽(くち)ぬほど 野ばらの土は よそに見えけり(奥州江刺郡) 世の中を すっる我身も夢なれば たれをかすてぬ 人と見るべき(奥州江刺郡) 43歳 身をすつる すつる心をすてつれば おもひなき世にすみ染の袖(奥州江刺郡) のこりゐて むかしを今とかたるべき こ ゝろのはてをしる人ぞなき(武州石浜) 44歳 さけばさき ちるはおのれと散る(ちる)はなの ことわりにこそ身は成り(なり)にけれ (相州片瀬浜の地蔵堂) 花はいろ 月はひかりとながむれば こころはものを思わざりけり(相州片瀬) 曇(くもり)なき 空はもとよりへだてね ばこころぞ西にふくる月かげ(公朝僧正へ御返歌) こころをば 西にかけひのながれゆく 水の上なるあはれ世の中(駿州井田) 45-46歳 をしめども つひに野原に捨(すて)てけり はかなかりける人のはてかな 皮にこそ をとこをんなのいろもあれ 骨にはかはるひとかたもなし 46歳 とにかくに 心はまよふものなれば 南無阿弥陀仏ぞ西へゆくみち ほととぎす なのるもきくもうたたねの 夢うつゝよりほかのひと声(京都因幡堂) おのづから 相(あい)あふ時もわかれても ひとりはいつもひとりなりけり (京都市屋道場御化益の頃) 48歳 いつまでも 出入(いでいる)ひとの息あらば 弥陀の御法の風はたえせじ(兵庫光明福寺方丈へ御返歌) 49歳 となふれば 仏もわれもなかりけり 南無阿弥陀仏なむあみだ佛 (由良の法燈国師が印可を与へし歌) 書(かき)うつす 山は高根(たかね)の雲きえて ふでもおよばぬ月ぞ澄(すみ)ける よにふれば やがて消(きえ)ゆく淡雪(あわゆき)の 身にしられたる春の空かな (書写山にて) とにかくに まよふ心をしるべにて 南無阿弥陀仏と申(もうす)ばかりぞ(備中軽部の宿) 51歳 おもふこと 皆つきはてぬうしとみし 世をばさながら秋のはつ風(阿州大島の里河辺) 消(きえ)やすき いのちは水のあはぢしま やまのはながら月ぞさびしき(淡州福良) 主(あるじ)なき 弥陀の御名(みな)にぞ生まれける となへすてたる跡の一声(淡州福良) 名にかなふ こゝろは西にうつせみの もぬけはてたる声ぞ涼(すず)しき(淡州二宮の社) 旅ころも 木の根かやの根いづくにか 身の捨(すて)られぬ処あるべき(淡州遊行) 阿弥陀仏は まよひ悟(さとり)の道たえて たヾ名にかなふいき仏(ぼとけ)なり(観音堂) 南無阿弥陀仏 ほとけの御名(みな)のいづる息 いらば蓮(はちす)の身とぞなるべき (御往生近づき給う時詠める) ・・・・・
by hiramekarei
| 2010-12-11 16:33
| 東京風景
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